生理痛
<患者> 20代 女性 事務職
<主訴> 生理痛(下腹部痛・腰痛・頭痛・胃部不快感)
<所見> 18歳頃から生理痛が気になりだした。
生理痛が起きた当初は下腹部痛のみであったが、
徐々に腰痛・頭痛・胃部不快感が強くなり、
月によっては起き上がれなくなる時がある。
病院に受診し、検査するも異常なし。
鍼灸がよく効くと友人から聞いて来院。
初経:11歳
月経周期:約30日
月経期間:5日程
経血量:1日目・2日目の量が多いが過剰であるわけではない。
不正出血:なし
脈:沈 舌:舌下静脈怒張
胃部に冷感・拒按
<治療> 胃部の冷え 及び 瘀血の治療として鍼灸治療を施行。
東洋医学で「瘀血」というのは血の滞りのことを指します。
月経の際には血が子宮付近に集まるため、
肝の疏泄作用(血を全身に巡らせる働き)が滞りやすくなります。
なおかつ、事務職で座りっぱなしの状況・冷えが強くでていては、
より血が滞りを起こしやすくなり、月経痛がでていました。
今回この患者さんには腹部を冷えないように意識づけを
することと、自宅にて「太衝」というツボに
指で軽く刺激を与えてもらうようにしました。
ここは肝の疏泄作用を高めてくれるツボであり、
気分を落ち着かせるツボでもあるため
女性にはぴったりかもしれませんね^^
このツボ刺激は生理痛がでた時だけではなく、
普段から指で軽く刺激を与えてあげることで効果が発揮されます!
簡単にできちゃいますので、生理痛でお困りの方は
ぜひ試してみてください^^
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