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婦人科系の症状症例報告

2014年
12月25日

冷え・月経不順・アトピー性皮膚炎

<患者>  30代  女性

<主訴>  #1 冷え
      #2 月経不順
      #3 アトピー性皮膚炎

<所見>  #1 昔から、常に手足(特に足首〜足先)に冷えを感じていた。
         上半身にほてりは感じない。
         
      #2 5年程前までは32日周期で規則的であったが、
         それ以降2・3ヶ月に1回となった。原因不明。
         経血量は5年前とほとんど変わらず、
         月経痛はそれほど感じない。
         とにかく不規則な月経のペースを整えたい。

      #3 発症は幼少期で、大人になって落ち着いていたが、
         最近また痒みが出だして、日中は痒くても
         掻かないように努力しているが、
         寝ている時に無意識に掻いてしまい
         朝起きると肌に赤みや傷跡ができている。
         ステロイド使用はなし。
         特に前頚部・肘部に発赤及び痂皮を認める。

      脈:虚・沈   舌:白苔・舌先に紅点・舌下静脈怒張
      墓穴診:中脘に圧痛

<見解>  腎陽虚として鍼灸治療を行った。
      さらにアトピー性皮膚炎には、脾経に鍼灸治療を行った。

      「腎」は生殖機能と深く関わっているため、
      「腎」の機能が低下すると、生殖能力に影響が出る。
      「腎」には「腎陰」と「腎陽」があり、
      ・「腎陰」は体を冷やす作用
      ・「腎陽」は体を温める作用     がある。

      この患者さんの場合は「腎陽」が虚する(少なくなる)ため、
      体を温める機能が低下し、体を冷やす「腎陰」が
      相対的に増えることで、冷えが起きた。
      さらに「腎陽」が低下すると諸臓器に影響を及ぼすため
      その結果血の生成が上手くいかず、
      月経血が作られなくなり月経が遅れる。

      アトピー性皮膚炎は2つの臓器「肺」と「脾」が重要で
      この2つは水分代謝に関わっている。
      今回治療に使った「脾」は食べ物から水分を吸収し、
      吸収した水分を体に巡らせ、皮膚や臓器に潤いを与えている。
      この働きが低下すると皮膚に潤いがなくなるため、乾燥し痒くなる。
      今回はローラー鍼(接触鍼)を使い経絡に刺激した。
      そして自宅では、ティースプーンをローラー鍼の代用として使い、
      同部位を刺激してもらった。

<治療2回目>
      冷えは感じるが前回の治療時よりも、だいぶ冷えの程度は
      軽減してきている。
      また、何よりも冷えが気にならない日が1日でも出来たことが
      嬉しいとおっしゃられていた。
      アトピー性皮膚炎は前頚部の赤みは
      あまり変化は見られなかったが、肘部の赤みは消失し、
      痂皮だけが残っていた。
      
      今後も継続して治療し、患者さんと話し合いながら
      健康増進のサポートが出来るようにしていきたいと思います。

                      内臓の疲れ・婦人科のお悩み等
                箕面 サンパーソナル治療院
                       お気軽にご相談ください。
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首・肩・腕・背中の疲れ症例報告

2014年
12月25日

肩の痛み

<患者> 50代 女性

<主訴> 肩の痛み

<所見> 肩の動作時痛と可動域の制限が見られ、整形外科に
     受診され五十肩と診断されたとの事。
     実際検査を行ったところ、特に五十肩と言われるような
     症状は診られなかった。
     自動運動時(自分で動かす)に少し痛みが出ており、
     他動運動時(他人に動かされる)には特に痛みが
     出ていなかった。
     
     呼吸が非常に浅く肋骨と横隔膜の動きが小さい為
     肩をすくめるような動きが顕著に見られた。
     その為、肩周りの筋肉の動きが制限され肩甲骨と上腕骨の
     動きの連動がうまく機能しにくくなっていた。

<施術> 今回は手技と運動療法にての施術を行う。
     上記のような所見が見られたので、まずは呼吸の改善から。
     やはり呼吸は人間の動作において関係性が高い。
     肋骨・横隔膜・骨盤底筋群・腹筋群の作動により腹腔内圧が
     高まり、体幹の安定性を獲得し動作に反映させる。
     呼吸の改善により、肩周囲の筋肉の動きを邪魔する因子が
     軽減する。
     その後、痛みをかばう動作が癖づいているのでその意識改善。
     他動運動から自動運動へ移行していき正しい筋肉・関節の
     使い方を意識的に行う。
     左右対称的な動きを行う事により、平衡がとれてくる。
     その結果、少し違和感は残るものの痛みがほぼ消失。
     しかし、癖づいた動きはすぐに解除されないので使い方が
     悪くなると再発しやすくなる。
     その為、ホームエクササイズを指導し正しい動きへの改善を
     促す。また、インナーの筋肉とアウターの筋肉の連動が必須に
     なるので、それは今後の課題になってきます。

     
     何でもかんでも、肩の痛みが五十肩と一般的にいわれるものでは
     ありません。放っとけば治ると思う方が多いようです。
     痛みを生じてから悪い状態の期間が長引くと、正常な動きが
     損なわれるため改善までに少し時間が必要になることが多いです。

     治療が必要か必要でないかの判断は難しい所ですが、早めの評価が
     大切だと思います。

                       肩こり・腰痛・関節痛等
                    箕面 サンパーソナル治療院
                       お気軽にご相談ください。
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婦人科系の症状症例報告足と腰の疲れ

2014年
12月20日

冷えからくる腰痛 No.2

<患者>      50代    女性

<主訴>      腰痛

<所見>      11月28日の記事の治療経過を報告します。
          
          この記事の後、3回治療を行った。
          腰痛の症状自体は軽減されているが、根本の原因である
          「冷え」の徴候がある。
          
          この患者さんは、毎朝布団から出るとすぐに足が冷え、
          それから1日中、足先が冷えていると初診時に話した。
          腰痛の症状に対する治療と、根本の冷えに対する治療を
          行うが、冷えの徴候が強くあまり効果が見られない。
          治療後、足先が温かくなるがその日の夜までしかもたない。
          
          治療の刺激量を少し変えて、治療を行った結果
          毎日朝から足先の冷えで苦しんでいたのが
          1週間ほど冷えがあまり気にならないとのこと。
          
          経過が良いとの事ですが、患者さんの意向もあり
          もう少し治療を続けていく方向へ。
          当院の方針、未病治が一番ですね。
          ここまで辛く悩んでいた冷えを少しでも改善し
          少しでも患者さんの悩む時間を減らせたということが
          治療家として、とても嬉しいことです!

          患者さんとしっかり話しながら、
          少しでも患者さんの力になれるように
          日々、進化していきます!

                       肩こり・腰痛・関節痛等
                箕面 サンパーソナル治療院
                       お気軽にご相談ください。
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症例報告小児はり

2014年
12月19日

小児はり アレルギー

<患者> 5歳 男の子

<主訴> アレルギー性皮膚炎 鼻症状 おねしょ

<所見> 目の痒み、肘、首、背中の皮膚炎が見られる。皮膚の状態は
     湿疹と掻き傷が顕著にみられた。あまり、薬を飲ましたくない
     とのお母さんの意見もあり受診されました。
     
     望診にて、背部の状態などから肺体質もみられた。
     病院でも、はっきりしないが喘息の兆候もあるとのこと。
     
     おねしょに関しては、年齢的素因、医学的な異常もない為
     楽しくチャレンジ。

<治療> 治療前にしっかりコミュニケーションをとってから治療室へ。
     仲良くなり、治療に対しての警戒心もほとんどなかったようで
     すんなり受け入れてくれました。
     今回はイチョウ鍼を使用し摩擦鍼を行い、上星と印堂にてい鍼を
     行った。
     
     治療中は、気持ちいいと言っておとなしく受けてくれました。
     治療後、目の感じがよくなり気分の良さそうな表情でした。
     経過を見ながら、家でも出来るように指導させてもらいました。

     三日間続けて治療を行った。
     その後、1週間あけての来院。
     
     肘、背中、首の皮膚状態はすぐに見てわかるほど軽減。
     特に肘の内側は赤らみも消失してきた。
     カサカサであった首筋も以前より改善。
     お腹の状態からか大腸経脈上に少し痒みがでていた。
     経過は良好である。
     また、おねしょも成功中とのこと!
     嬉しい報告でした。


   小児はりは、症状に対してだけでなく元気な病気のしない子になる!
   という目的にも効果的です。
  
                  
           箕面 小児はり サンスマイルプロジェクト
                    〜子育てママを応援します〜
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お知らせ

2014年
12月18日

年末年始のお知らせ

【年末年始の休診日】

12月30日(火)〜1月4日(日)は休診になります。

12月29日(月)は午前診療(9時〜13時)のみとなります。


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