便秘 症例2
<患者> 40代 女性
<主訴> 便秘
<所見> 30代後半から約1週間程、便が出ないことが続き、
近隣の病院に受診。しかし、腸管が狭くなるなどの
器質的な異常は見られなかった。
同時期に、市販の下剤を服用しはじめた。
下剤を服用すると約7時間程で便意が起こる。
現在は2日・3日に1回ペースで下剤を服用している。
下剤を服用していない日に便は出ず、その際腹部に張りは感じない。
脈:沈 舌:淡 下腹部に冷感
<治療> 下剤を飲まずして排便を行いたいとの希望により、
鍼灸治療を行った。
器質的な異常(例えば、大腸がん・子宮筋腫などによる圧迫、
もしくは腸管の炎症による腸管の狭窄など)があれば専門医の
治療が必要となります。
今回の患者さんは機能的(大腸の蠕動運動の低下)によるもの
であったため、鍼灸治療を行いました。
この患者さんは下腹部に冷感があり、さらに四肢にも冷えが強い。
四診を行い、冷えが大きな原因と判断。
冷えが腹部の気の流れを滞らせてしまうことにより、
エネルギーの流れ(気の流れ)が悪くなるため、
大腸の蠕動運動(便を直腸の方に運ぶ運動のこと)を
低下させてしまい便秘となっていました。
この患者さんは何年も下剤を服用しているため、
すぐに改善とまではいきませんが、
出来るだけ自分の力で排泄出来るように
改善しなければなりません。まさに、体質改善ですね。
内臓の疲れ・冷え性等
箕面 サンパーソナル治療院 お気軽にご相談ください。