サンパーソナルタイムズ

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婦人科系の症状症例報告内臓の疲れ

2015年
2月10日

冷え症

<患者>  50代  女性  事務職

<主訴>  四肢末端の冷え

<所見>  四季を問わずして、手指と足首から足先にかけての冷えを
      常に感じている。暖房のかかっている部屋でも、
      なかなか温まらず、温かくなるのは入浴後の一時のみとのこと。
      そのため、入浴後、少し経過してから布団に入ると、
      手足が冷たくて寝付きに時間がかかることが悩み。
      温めると心地よく、カイロを離すことができない。
      鍼灸治療をすることにより
      冷えが軽減されるのであればなんとかしたいと来院。

      平熱:平均36.0
      睡眠:平均5時間
      二便:便 1回/日、尿 6回/日
      食欲:3食/日  しかし最近、食べられる量が少なくなっている。

      脈:沈 弱  舌:淡舌  

<治療>  「脾陽虚証」として鍼灸治療を行いました。
      「陽虚」とは体を温める温煦作用(おんく)が低下することで
      冷えを感じやすくなってしまいます。
      「脾」は食べ物を消化吸収し、体に必要なエネルギーである
      【気血】を作り出す場所であるため、そもそも食べる量が少ないと
      気血の量が減ってしまいます。
      今回の患者さんは脾の気の量が低下し、
      それにより脾の陽気が不足してしまったたために起こった冷え症です。
      
      脾の機能を高める治療を継続して行った結果、
      治療開始当初は小皿に少量しか食べられなかった白ご飯の量が
      茶碗1杯ほど食べられるようになりました。
      主訴であった冷えは冷気で冷たくはなるけど、
      温かい部屋に入ると手先足先ともに温かくなるようになりました。

      冷えは女性には多いため、体調や女性特有の悩みにも原因として
      繋がっている場合があります。
      冷え以外の症状が出てしまってからでは改善するための時間も
      かかってしまうため、早めの治療をお勧めします。

                       
                       不妊・生理痛・冷え症等
                     箕面 サンパーソナル治療院
                       お気軽にご相談ください。
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婦人科系の症状症例報告内臓の疲れ

2015年
1月23日

生理痛

<患者>  20代  女性 事務職

<主訴>  生理痛(下腹部痛・腰痛・頭痛・胃部不快感)

<所見>  18歳頃から生理痛が気になりだした。
      生理痛が起きた当初は下腹部痛のみであったが、
      徐々に腰痛・頭痛・胃部不快感が強くなり、
      月によっては起き上がれなくなる時がある。
      病院に受診し、検査するも異常なし。
      鍼灸がよく効くと友人から聞いて来院。

      初経:11歳
      月経周期:約30日
      月経期間:5日程
      経血量:1日目・2日目の量が多いが過剰であるわけではない。
      不正出血:なし

      脈:沈  舌:舌下静脈怒張 
      胃部に冷感・拒按

<治療>  胃部の冷え 及び 瘀血の治療として鍼灸治療を施行。
      東洋医学で「瘀血」というのは血の滞りのことを指します。
      月経の際には血が子宮付近に集まるため、
      肝の疏泄作用(血を全身に巡らせる働き)が滞りやすくなります。
      なおかつ、事務職で座りっぱなしの状況・冷えが強くでていては、
      より血が滞りを起こしやすくなり、月経痛がでていました。
      
      今回この患者さんには腹部を冷えないように意識づけを
      することと、自宅にて「太衝」というツボに
      指で軽く刺激を与えてもらうようにしました。
      ここは肝の疏泄作用を高めてくれるツボであり、
      気分を落ち着かせるツボでもあるため
      女性にはぴったりかもしれませんね^^
      このツボ刺激は生理痛がでた時だけではなく、
      普段から指で軽く刺激を与えてあげることで効果が発揮されます!
      簡単にできちゃいますので、生理痛でお困りの方は
      ぜひ試してみてください^^

                           内臓の疲れ・婦人科のお悩み等
                箕面 サンパーソナル治療院
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婦人科系の症状症例報告

2015年
1月20日

不妊と冷え症の関係

今日は不妊についてのお話、その中でも冷え症との関連のお話です。

まず不妊とは
「妊娠を希望して、避妊等をしないで2年以上妊娠出来なかった場合」
という定義があります。しかし、この定義ができた頃に比べて
現在は結婚年齢が上がっているのが現状です。
そのため高齢になればなるほど妊娠しにくくなり、
治療効果も得られにくい傾向にあるという理由から、
妊娠のタイミングを逃さないために、
1年間で妊娠しなければ不妊検査・治療を勧めることが一般的になりつつあります。

そして、不妊の原因が数多くある中、
諸検査を行っても現段階の検査方法では分からない、
原因不明の不妊症(機能性不妊症)があり、
不妊を訴える夫婦全体の約10〜20%がこれに該当すると言われています。
原因がハッキリすれば原因に対する治療方針が決まり、治療という流れですが、
分からなければ、何をどうすればいいのか分からなくて困ってしまいますよね。

この原因がハッキリ分からない部分は東洋医学が特に力を発揮できる部分です。
今回はその中で冷えに着目してお話していきます。
この後から使う「原因」という言葉は
あくまで東洋医学で考える原因という意味です。

機能性不妊症の中に含まれるもので「冷え」が原因の不妊があります。
もちろん、冷えがあるからと言ってこれに全てが当てはまるというものではなく、
あくまでこういう不妊もあるんだよという感じで読んで頂ければ幸いです。

ではまず、話を進めていく前に、よく冷え性は女性が多いと言いますよね?
なぜ女性の体は男性よりも冷えやすいのでしょうか?

答えを出すと女性にあって男性にはないものと言えば、「生理」ですね。
生理は体が妊娠準備をしたけれど、受精が行われなかったため、
古くなった内膜を血液とともに外に出す作業ですね。
ここです。血液は、全身に栄養分・酸素を運ぶことだけではなく、
実は一緒に熱も運ばれているんです。
そのため、女性は毎月の生理により血液が一時的に減ることで、
男性よりも冷えやすいと言われています。
他には男性よりも女性の方が筋肉量が少なく、脂肪が多いことがあげられます。
筋肉が動く結果として熱が作り出されるため、男性よりも冷えやすくなり、
脂肪は一度冷えてしまうと元の温度に戻りにくい性質があるため、
男性よりも脂肪が多い女性は冷えやすくなります。

他にも男性よりも女性が冷えやすい原因はありますが、
早く本題に入りたいので割愛します。

女性は男性よりも冷えやすいことが分かった上で、
どういった様に冷えて行くのかを説明します。
現在、生活環境が良くなり住みやすくなっている一方で、
1年中冷えにさらされるようになりました。
冬場はもちろん気温。夏場はクーラーなどですね。
冷えを自覚していればいいのですが、冷えがあるのに気づかない方も
最近増えてきているように思います。

そして東洋医学では全身にツボがあり、
そのツボとツボを結んだ道のり「経絡」というものがあります。
その道のりは体の表面と内臓を繋いでおり、
このルートにより子宮が冷えていってしまいます。
さらに、体を温める働きが弱っていれば、体の中にある水分を温められなくなり、
その水分が子宮に影響を与えることで、
子宮が冷えるということもあります。
冷えは私たちの身近にあり、今回は不妊の話でしたが様々な症状の原因になり、
それはこれまでのサンパーソナルタイムズでも上げた通りです。

さて、そこで私たちサンパーソナル治療院は、
妊活女性を応援するため「子宮環境作り」というものを大事にしております。
子宮環境作りとは受精卵が着床する子宮の環境を良くしてあげようという試みです。
簡単に言えば、受精卵が着床する子宮内膜はよくベットに言い換えられますが、
このベットをよりフカフカに、より温かくしてあげようということです。
赤ちゃんが過ごすベットが冷えていたら居心地が悪いですよね?
逆にベットが温かければ居心地よく過ごすことができ、
元気に過ごすことが出来ますね。
簡単に言えばこういうことなのですが、では実際どうすればいいのか?

妊活をされている女性で病院に行ったけど原因不明と言われて
どうしたらいいかお悩みの方に鍼灸治療を受けることをオススメします。
鍼灸治療で体を整え、妊娠できる体作りをしましょう。

自宅で簡単に出来るセルフケアとしては、
まず、冷えを改善するために、ティースプーンの背の部分を
足のスネの内側に沿って内くるぶしまでと足の親指と人差し指の間の甲側を
優しい刺激でこすってあげてください。これを続けてみましょう。
これは冷え改善のセルフケアとしてご紹介させていただきます。

最初にもお話した通り、これで全てが解決するわけではなく、
機能性不妊の中の1つという考えなので、
不妊原因が分からずに悩まれている女性にとって
少しでもお役にたてればと思っております。
これを機に鍼灸治療で子宮環境作りを試したいと思われたかたは
ご相談ください。

                       不妊・生理痛・冷え症等
                箕面 サンパーソナル治療院
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婦人科系の症状症例報告

2015年
1月14日

排卵前後の体調不良

<患者>  30代後半  女性

<主訴>  排卵前後の体調不良

<問診>  排卵前後約5日間で、体の調子が悪くなる。
      月経時に気になることは特にない。
      主訴の主な症状としては全身倦怠感・眠気・ほてり感・頭痛。
      その月によっては下腹部痛が強くなる時もある。

<所見>  月経周期:約28日周期で来潮し、約4日程で終了
      経血量:普通
      自然分娩で2回出産
      初診時はその月の月経から2日前に受診。

      この悩みを抱えている人は多く、
      症状が強い人は排卵前後〜月経2・3日まで
      体調が悪いまま続く人もいる。
      排卵は成熟した卵胞が裂けて卵子を放出することであり、
      人によっては痛みを感じる。
      これがいわゆる「排卵痛」です。
      このタイミングで痛みを感じれば「排卵痛」ですが、
      倦怠感を感じたり眠気を感じたりする人もいます。
      これが「排卵前後の体調不良」となります。

      今回、問診及び脈・舌・触診により
      「肝」と「脾」の調整を鍼灸で行いました。
      「肝」は血流を司る。この働きが弱まると気の流れも弱まる。
      体中に気を巡らし、不快な症状を治療していく。
      「脾」は食べ物から気を作り出す働きがあり、働きが弱まると
      気の量が少なくなる。さらにこの患者さんは
      冷えも強いため、体を温める治療及び
      毎回治療時に脈診・舌診・触診を行い体の調整をした結果、
      この方は治療3回目で(その都度、脈・舌・触診により
      治療を変えた)結果、倦怠感・眠気・頭痛の症状が緩解した。
      患者さん自身も最近体がポカポカしているし、
      治療を受けて良かった!と言っていただけました。

      セルフケアとしては体をまず冷やさないこと!
      生活の質が良くなってからは冷えやすい状況が
      多くなっています。冷えが体に入り込むのを
      出来るだけ抑えるのが大事ですね!

      月経は女性が毎月体と向き合える時間です。
      女性は毎月の生理で自分の体調の善し悪しが分かり、先月先々月と
      比較することができるため、男性よりも
      体を見直せるチャンスが多いのです!!!
      これを機に一緒に考えてみませんか?
      
      毎月の生理に対する不安やお悩み
      どんなことでも相談してください。

                      内臓の疲れ・婦人科のお悩み等
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婦人科系の症状症例報告内臓の疲れ

2015年
1月8日

冷え・月経不順・アトピー性皮膚炎  No.2

<患者>  30代  女性

<主訴>  #1 冷え
      #2 月経不順
      #3 アトピー性皮膚炎

<治療3回目の所見>  
      12月25日にあげた記事の経過報告。

      #1 鍼灸治療を受ける前までは
         体の内側から冷えるような感覚が常にあったが
         現在、冷えは自覚しているものの
         体の内側から冷えるような感覚には
         ならなくなっている。

      #2 前回時の月経より2ヶ月程経とうとしているが
         現在も月経前に起こる「胸の張り感」は
         感じてはいない。

      #3 肘の痒みはほとんどなくなり、
         前回、痂皮があった場所も消失していた。
         就寝中に無意識で掻いていた前頚部も
         赤みが消失し、わずかに痂皮が残っている状態に
         落ち着いている。
         引き続き自宅でティースプーンでの
         セルフケアを継続してもらい、経過観察。

      鍼灸治療を3回行った結果、
      この様な経過をたどることができた。
      今回、脈の状態が前回と違い、
      脈に抵抗感を感じることができた。脈の抵抗感は
      脈を押した時に感じるもので、この患者さんは初診時、
      抵抗感がほとんど感じられなかった。
      この変化は脈の中に流れている気や血の量が多くなったためで、
      簡単に言うと体が前回の状態よりも元気になっていることを
      意味しています。
      そしてアトピー性皮膚炎の経過が良かったのは、
      ローラー鍼で皮膚に影響を与える経絡に刺激を与えたことで
      痒みが落ち着き、何よりも患者さんが積極的に自宅でセルフケアを
      続けてくれたことがここまでの結果が出たのだと思います。
      また、月経不順においては少し治療期間が必要です。
      月経の異常がある中でも、確実に体が変化していることを
      患者さんも感じておられるので、今後の経過を見ながら
      治療を進めていきます。

                    内臓の疲れ・婦人科のお悩み等
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