サンパーソナルタイムズ

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婦人科系の症状症例報告内臓の疲れ

2015年
1月8日

冷え・月経不順・アトピー性皮膚炎  No.2

<患者>  30代  女性

<主訴>  #1 冷え
      #2 月経不順
      #3 アトピー性皮膚炎

<治療3回目の所見>  
      12月25日にあげた記事の経過報告。

      #1 鍼灸治療を受ける前までは
         体の内側から冷えるような感覚が常にあったが
         現在、冷えは自覚しているものの
         体の内側から冷えるような感覚には
         ならなくなっている。

      #2 前回時の月経より2ヶ月程経とうとしているが
         現在も月経前に起こる「胸の張り感」は
         感じてはいない。

      #3 肘の痒みはほとんどなくなり、
         前回、痂皮があった場所も消失していた。
         就寝中に無意識で掻いていた前頚部も
         赤みが消失し、わずかに痂皮が残っている状態に
         落ち着いている。
         引き続き自宅でティースプーンでの
         セルフケアを継続してもらい、経過観察。

      鍼灸治療を3回行った結果、
      この様な経過をたどることができた。
      今回、脈の状態が前回と違い、
      脈に抵抗感を感じることができた。脈の抵抗感は
      脈を押した時に感じるもので、この患者さんは初診時、
      抵抗感がほとんど感じられなかった。
      この変化は脈の中に流れている気や血の量が多くなったためで、
      簡単に言うと体が前回の状態よりも元気になっていることを
      意味しています。
      そしてアトピー性皮膚炎の経過が良かったのは、
      ローラー鍼で皮膚に影響を与える経絡に刺激を与えたことで
      痒みが落ち着き、何よりも患者さんが積極的に自宅でセルフケアを
      続けてくれたことがここまでの結果が出たのだと思います。
      また、月経不順においては少し治療期間が必要です。
      月経の異常がある中でも、確実に体が変化していることを
      患者さんも感じておられるので、今後の経過を見ながら
      治療を進めていきます。

                    内臓の疲れ・婦人科のお悩み等
                   箕面 サンパーソナル治療院
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婦人科系の症状症例報告

2014年
12月25日

冷え・月経不順・アトピー性皮膚炎

<患者>  30代  女性

<主訴>  #1 冷え
      #2 月経不順
      #3 アトピー性皮膚炎

<所見>  #1 昔から、常に手足(特に足首〜足先)に冷えを感じていた。
         上半身にほてりは感じない。
         
      #2 5年程前までは32日周期で規則的であったが、
         それ以降2・3ヶ月に1回となった。原因不明。
         経血量は5年前とほとんど変わらず、
         月経痛はそれほど感じない。
         とにかく不規則な月経のペースを整えたい。

      #3 発症は幼少期で、大人になって落ち着いていたが、
         最近また痒みが出だして、日中は痒くても
         掻かないように努力しているが、
         寝ている時に無意識に掻いてしまい
         朝起きると肌に赤みや傷跡ができている。
         ステロイド使用はなし。
         特に前頚部・肘部に発赤及び痂皮を認める。

      脈:虚・沈   舌:白苔・舌先に紅点・舌下静脈怒張
      墓穴診:中脘に圧痛

<見解>  腎陽虚として鍼灸治療を行った。
      さらにアトピー性皮膚炎には、脾経に鍼灸治療を行った。

      「腎」は生殖機能と深く関わっているため、
      「腎」の機能が低下すると、生殖能力に影響が出る。
      「腎」には「腎陰」と「腎陽」があり、
      ・「腎陰」は体を冷やす作用
      ・「腎陽」は体を温める作用     がある。

      この患者さんの場合は「腎陽」が虚する(少なくなる)ため、
      体を温める機能が低下し、体を冷やす「腎陰」が
      相対的に増えることで、冷えが起きた。
      さらに「腎陽」が低下すると諸臓器に影響を及ぼすため
      その結果血の生成が上手くいかず、
      月経血が作られなくなり月経が遅れる。

      アトピー性皮膚炎は2つの臓器「肺」と「脾」が重要で
      この2つは水分代謝に関わっている。
      今回治療に使った「脾」は食べ物から水分を吸収し、
      吸収した水分を体に巡らせ、皮膚や臓器に潤いを与えている。
      この働きが低下すると皮膚に潤いがなくなるため、乾燥し痒くなる。
      今回はローラー鍼(接触鍼)を使い経絡に刺激した。
      そして自宅では、ティースプーンをローラー鍼の代用として使い、
      同部位を刺激してもらった。

<治療2回目>
      冷えは感じるが前回の治療時よりも、だいぶ冷えの程度は
      軽減してきている。
      また、何よりも冷えが気にならない日が1日でも出来たことが
      嬉しいとおっしゃられていた。
      アトピー性皮膚炎は前頚部の赤みは
      あまり変化は見られなかったが、肘部の赤みは消失し、
      痂皮だけが残っていた。
      
      今後も継続して治療し、患者さんと話し合いながら
      健康増進のサポートが出来るようにしていきたいと思います。

                      内臓の疲れ・婦人科のお悩み等
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婦人科系の症状症例報告足と腰の疲れ

2014年
12月20日

冷えからくる腰痛 No.2

<患者>      50代    女性

<主訴>      腰痛

<所見>      11月28日の記事の治療経過を報告します。
          
          この記事の後、3回治療を行った。
          腰痛の症状自体は軽減されているが、根本の原因である
          「冷え」の徴候がある。
          
          この患者さんは、毎朝布団から出るとすぐに足が冷え、
          それから1日中、足先が冷えていると初診時に話した。
          腰痛の症状に対する治療と、根本の冷えに対する治療を
          行うが、冷えの徴候が強くあまり効果が見られない。
          治療後、足先が温かくなるがその日の夜までしかもたない。
          
          治療の刺激量を少し変えて、治療を行った結果
          毎日朝から足先の冷えで苦しんでいたのが
          1週間ほど冷えがあまり気にならないとのこと。
          
          経過が良いとの事ですが、患者さんの意向もあり
          もう少し治療を続けていく方向へ。
          当院の方針、未病治が一番ですね。
          ここまで辛く悩んでいた冷えを少しでも改善し
          少しでも患者さんの悩む時間を減らせたということが
          治療家として、とても嬉しいことです!

          患者さんとしっかり話しながら、
          少しでも患者さんの力になれるように
          日々、進化していきます!

                       肩こり・腰痛・関節痛等
                箕面 サンパーソナル治療院
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婦人科系の症状症例報告

2014年
12月18日

産後の尾てい骨痛

<患者>    30代前半   女性

<主訴>    産後の尾てい骨痛

<所見>    3人目の子供を産んで1ヶ月経った頃あたりから、
        椅子に座ると痛みがあり、
        ひどい時は歩けないくらい痛みがあった。
        現在、その頃に比べると症状は半分以下にはなったものの、
        座る時や寝返りをうつ時に痛みが出るために
        なんとかならないかと来院。

        なぜ、産後に尾てい骨に痛みがでるのでしょうか?
        
        女性の体は出産の際に、胎児が通りやすくなるように
        ホルモンの影響で骨盤周辺の筋肉や靭帯にゆるみを作ります。
        このゆるみにより、産道が広がる。
        しかし、出産は骨盤のゆるみ以上の負荷がかかり、
        骨盤周辺の筋肉や靭帯へ影響を出してしまう。
        その結果の1つとして産後の尾てい骨痛が起きてしまう。

        この患者さんの場合、
        骨盤全面にある恥骨結合部分にズレが生じ、
        その結果、骨盤後面の尾てい骨の部分に痛みが生じていたため、
        エクササイズにより骨盤の調整を行った。
        エクササイズと言っても
        ほんの少し運動を行うだけなのですが・・。
        その結果、椅子に座るだけで痛みがあったのが
        全く気にならなくなっており、
        これで気にせず床に座って授乳が出来るとの
        お喜びの声を頂きました。

                         妊娠・産後ケア等
                箕面 サンパーソナル治療院
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婦人科系の症状症例報告

2014年
12月10日

下半身の冷え・生理期間が長い

<患者>     40代前半   女性

<主訴>     #1 下半身の冷え
         #2 生理期間の延長

<所見>     #1 かなり以前から感じており、特に下半身によく感じる。
         上半身にほてり感覚はない。就寝前にお風呂に入っても
         すぐに足が冷たくなって、なかなか寝つけない。
         
         #2 3ヶ月程前から生理の状態がガラッと変わった。
         生理周期:約50日
         生理期間:約2週間
         経血量:後半になるほど、経血量が増える。

         それ以前までは約28日周期で約5日ほどで終了していた。
         気になって婦人科に受診したが、検査を受けても
         器質的な異常は見られなかった。
         3ヶ月前に体調の変化を与えるような
         ストレスは思い当たることがない。
         
         脈:細 滑   舌:静脈怒張

<治療>     冷え及び体質改善目的に鍼灸治療を行った。

<見解>     生理の状態は体調の変動に影響されることが多く、
         今回は自分の意識に及ばない内にストレスにさらされてしまい、
         それが表立った症状ではなく、生理に影響したと思われる。
         今後の治療としては自分の体に向き合ってもらうことで
         より明確に原因解明していきたい。

         今回は自宅での入浴の仕方を指導しました。
         HSP(ヒートショックプロテイン)療法といい、
         体に熱ストレスを加えることで産生・増加する細胞で、
         免疫機能を高めたり、ストレスや傷害への防御作用が
         効果としてあげられます。
         なによりもお風呂につかるだけで簡単に実践できるところが
         お手軽でいいですよね。
         やり方は簡単で、お湯の温度を40度〜42度に設定し、
            ・40度なら20分ほど
            ・41度なら15分ほど
            ・42度なら10分ほど
         目安はこのくらいで入浴してもらいます。
         HSPは入浴後2日後がピークで増加しますので、
         TPOに合わせて入浴を行うのもいいですね。
         傷害の防御作用もあるため、久しぶりに運動する2日前とか
         普段体を動かしているけれど、激しい運動をする2日前とかに
         合わせて入浴すれば、筋肉痛や疲労が残りにくくなります。
         熱ストレスを加えることで体の水分も奪われてしまうため
         しっかりと入浴前後に水分補給を行うようにしてください!

         この患者さんは冷え症もあったため、
         保温効果とストレスに強くなる体作りを
         するために自宅でのケアとして
         入浴方法を少し変えさせていただきました。
         こういった少しの気づきやケアの仕方で
         毎月の生理で悩む女性を1人でも多くサポートしたいと
         思っております。

                       内臓の疲れ・婦人科のお悩み等
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