<患者> 40代前半 女性
<主訴> #1 下半身の冷え
#2 生理期間の延長
<所見> #1 かなり以前から感じており、特に下半身によく感じる。
上半身にほてり感覚はない。就寝前にお風呂に入っても
すぐに足が冷たくなって、なかなか寝つけない。
#2 3ヶ月程前から生理の状態がガラッと変わった。
生理周期:約50日
生理期間:約2週間
経血量:後半になるほど、経血量が増える。
それ以前までは約28日周期で約5日ほどで終了していた。
気になって婦人科に受診したが、検査を受けても
器質的な異常は見られなかった。
3ヶ月前に体調の変化を与えるような
ストレスは思い当たることがない。
脈:細 滑 舌:静脈怒張
<治療> 冷え及び体質改善目的に鍼灸治療を行った。
<見解> 生理の状態は体調の変動に影響されることが多く、
今回は自分の意識に及ばない内にストレスにさらされてしまい、
それが表立った症状ではなく、生理に影響したと思われる。
今後の治療としては自分の体に向き合ってもらうことで
より明確に原因解明していきたい。
今回は自宅での入浴の仕方を指導しました。
HSP(ヒートショックプロテイン)療法といい、
体に熱ストレスを加えることで産生・増加する細胞で、
免疫機能を高めたり、ストレスや傷害への防御作用が
効果としてあげられます。
なによりもお風呂につかるだけで簡単に実践できるところが
お手軽でいいですよね。
やり方は簡単で、お湯の温度を40度〜42度に設定し、
・40度なら20分ほど
・41度なら15分ほど
・42度なら10分ほど
目安はこのくらいで入浴してもらいます。
HSPは入浴後2日後がピークで増加しますので、
TPOに合わせて入浴を行うのもいいですね。
傷害の防御作用もあるため、久しぶりに運動する2日前とか
普段体を動かしているけれど、激しい運動をする2日前とかに
合わせて入浴すれば、筋肉痛や疲労が残りにくくなります。
熱ストレスを加えることで体の水分も奪われてしまうため
しっかりと入浴前後に水分補給を行うようにしてください!
この患者さんは冷え症もあったため、
保温効果とストレスに強くなる体作りを
するために自宅でのケアとして
入浴方法を少し変えさせていただきました。
こういった少しの気づきやケアの仕方で
毎月の生理で悩む女性を1人でも多くサポートしたいと
思っております。
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